読み切った本のうち、歴史認識に衝撃を与えたものや、夢中になって読めたものを紹介しています。本全体の要約だけでなく、「ちなみに」程度に触れられている些細な指摘が印象に残った点を、特に大きく取り上げて解説します。
推薦書 西欧精神医学背景史
精神医学における独仏分裂やフロイトの登場など、テーマそのものが面白いです。さらに、独仏精神医学の発達にオランダが大きな影響を与えていた点を指摘。この指摘のおかげで、イギリス産業革命の土台にオランダの存在を想像できるようになりました。
推薦書 恋愛と贅沢と資本主義
私たちの生活を突き動かすのは、禁欲か贅沢か。資本主義経済のエンジンをマックス・ウェーバーは精神的な禁欲に求めたのに対し、19世紀フランスの宮廷恋愛という題材を用いて、ヴェルナー・ゾンバルトは本書で恋愛と贅沢に求めます。
推薦書 リープフロッグ 逆転勝ちの経済学
キャッチアップ型経済発展で説明できない経済現象や歴史事項を複数とりあげ、斬新に世界史を読み解けます。ヨーロッパ史の説明はありきたりだとレビューされることもありますが、たんに戦争で説明しがちな説明よりも分かりやすく解説されています。
